![]() その後の生活は塾でひたすら中学生の模試採点のバイトをしながら「パスタと柿の種とコーヒーがあれば生きていける」を自分の中で合言葉とする極貧生活が開始された。 何故なら、ハマフエフキ狙い=頑丈な投げタックル×2が必要=パワーエアロもう一個必要(はあと)という思考回路から 早々に上州屋渋谷店でパワーエアロ20,580円を購入したからだった。 出発三週間前から体力づくりのため5`のダンベルを用いた筋トレ&一回9`弱のランニングをはじめ、 PEライン、尻手ロープやカットビッグサーフ17号、フロロカーボン船ハリス8号も用意し、ほぼ万全の体制で臨んだ。 伊豆大島では成城大学の女の子たちと一緒に釣りができる予定だったのだが、われわれによるセクハラ攻撃を警戒する高度な政治的判断が働いたためか、 (*実際は私と修瑛の予定に合わせて日程をずらしたためです。) ヒロキと奏さんの「半島民組」二人を残して我々が到着した4日にジェットフォイルで東京に帰ってしまった… 男子校状態でおのずと釣りに集中せざるを得なくなったわけだ。 |

伊豆諸島といえば黒潮がガンガンあたる回遊魚有望ポイント。普段は赤潮に悩まされている我々からしてみれば、 まさしく夢のようなポイントである。 当然全員メタルジグおよび弓角持参。 夜行船を降りて宿に荷物を置いてレンタカーの手続きをしてから即、回遊魚を狙いに行った。 目指すは伊豆大島北部に位置する、泉津港。 八幡荘のおかみさんによるとここで最近マグロが上がったらしい。 2008/9/4 釣果:無し 〜「泉津でマグロが上がっている」〜 ![]() 宿のおばちゃんの話によると島北部の「泉津港」でマグロが上がったらしい。当然狙わなければならない、ということでびゅんびゅん系でレンタカーを飛ばし、泉津へ。 見た目は本当に小さな漁港と言った趣で特に何かが釣れそうな雰囲気はない。 その上堤防外側は10メートル近い高さがあり、船の中であまり眠れなかった私は釣りは断念。 ![]() 修瑛、松澤くん、佐藤さんで釣り開始。 先端部分にはペットボトルみたいなルアーをキャストし続けるAX級の漢が一人、あとはカゴ釣り。しかし、小物以外特に何かが釣れている感じはない。 ただ、話によると普段この泉津は釣りをする人を見かけることは稀で、マグロがまわっているからこそ数人の釣り人の姿がみられるのだそうだ。 その後、元町港へ移動。 伊豆大島西側に位置する、沖に突き出た桟橋だ。ここも狙わずにはいられないポイントである。 ここでは水中に見える小魚(イワシ?)を追いかける、青白く光る影がたまに見られたものの、ヒットには至らず。 今夜の夜投げに備えて宿に帰って寝ることにした。 ![]() |

昨夜の睡眠不足から宿でガン寝してから近くの岡田港でウキフカセ釣りをした。ここで成城の半島民組、ヒロキと奏さんが合流。食べて美味しいイサキ狙いだった。 2008/9/4 釣果:イサキ6匹、小メジナ20センチ弱まで多数、ヒロキを中心にカワハギ 〜案外魚種の豊富な岡田港〜 ![]() 岡田港でウキフカセをすれば何か釣れるだろう、ということで宿からすぐ近くの岡田港へ。 メジナは良型のものはさすがに釣れなかったが、20cmオーバーくらいまでは釣れた。コマセに群がる魚を避けてサシエをコマセの効いている深めのタナへと通すと、イサキが釣れた。私も松澤君に教えつつ、2匹釣った。 イサキは晩御飯でお刺身に。 ![]() 初めて食べたが美味しかった。 カワハギを釣るのが上手いヒロキは小型ながらカワハギをたくさん釣っていた。カワハギは小型のほうが必然的に口が小さいので釣るのが難しい気がするが、彼は普通に釣る。 あんまりカワハギって狙ったこと無いけど美味しい魚だし今度専門的にやってみようかと思った。 ![]() |

憧れのターゲット、ハマフエフキを狙う時間帯がついにやってきた。 ハマフエフキはぶっ飛んだ引きで知られる魚だ。 アタリで投げ竿が飛んでいくこともあるらしい。 ポイントは本来ならば実績場である元町港で釣りたかったのだが、今回太めのナイロンラインを用意できなかったこともあり、根の少ないと言われる岡田港で竿を出すことにした。 ネコザメ、アカエイ、ウツボ、ウミヘビなどの強烈な外道たちによってどんどん疲労が蓄積されハリを消耗する中、ただ、ハマフエフキのアタリを待つ。 2008/9/4,5 釣果:ハマフエフキ61cm(午前零時丁度頃)、73cm(午前3時頃) 他に70オーバーのバラし一回 外道=ネコザメたくさん、アカエイたくさん、サカタザメ×1、ウミヘビ系の長物数本 ![]() 19時頃から釣り開始。 カットビッグサーフ17号という、東京湾だったら絶対に使い道が無いであろうハリをフロロハリス8号に結び、ライフ練馬平和台店で10杯大人買いしたスルメイカの短冊をつけて投入。 ケミホタルを装着してアタリを待つ。 こんなデカ針じゃ、何も釣れないんじゃないか、という不安もなんのその、すぐにケミホタルに反応が出る。 大アワセを決めるとそれなりに強い引き。だが、上がってきたのはおなじみネコザメ。 ![]() 投げ竿をひったくっていくようなアタリは大抵アカエイ。 珍しいサカタザメも釣れた。サメと名前がついているが実はエイの仲間。 ![]() 外道でも釣れないよりはいいが、疲れてしまう。 みんなできれいな星を見ていた。 ![]() 24時をまわり、釣れないから宿に帰ろうとして荷物を片付け始めたそのときだった。 私は知り合いと電話をしていたのだが、修瑛が切羽詰った声で私を呼んでいたので急いで投げ竿の近くに行ってみると、尻手ロープが張り詰め、投げ竿がほとんど堤防際まで引きずられていた。 何だこれは、と思って投げ竿を受け取り、鬼アワセを入れると何か乗った!!! 強烈な引きだ。なかなか寄ってこない。何故ならキツめにしめたはずのドラグから糸がどんどん出て行ったからだった。 このときは沖に向かって走っていたのだが、私がそれを押さえ込むと今度は右方向(沖側)へと走り出した。 ![]() 堤防上を走り、魚との距離を縮めた。 だいぶ近くまで寄せてきたが今度は堤防足元の基礎へ猛烈な勢いで突進していく。 必死で耐え、水面に浮かせた魚は、大本命ハマフエフキだった。 奏さんに慎重にランディングしてもらい、ついにキャッチ。 メジャーを当ててサイズを測ると、61cm。 ![]() 予想外に本命が釣れたのでみんなで大騒ぎだった。 それよりも私は基本的にあまり大きな魚を狙わないので、61cmの魚はおそらく人生最大魚だ。 ![]() この一尾目をプロさんに託し冷凍庫に入れてもらうことにした。 私と修瑛、奏さんを残して他のメンバーは宿へ戻った。 そして午前2時頃、再び投げ竿が飛び三脚が倒れた。 今度はサーフリーダーFV425BXのほうだった。 鬼アワセをいれ、リールを巻く。 すると、急にふっと軽くなってしまった。 しまった、バレたか!! と思ったが、妙に軽い。 ひょっとして道糸からいかれたのか、いや、まさか!? と思って糸を巻き取っていると、急に425BXが大きく曲がった。 そうだ、糸が切れたのではなく、魚が天秤を引っ張りながら私の足元へ向かって突っ込んできたのだ。 この竿がこんなに曲がるのか、というほど曲がった。 一気に海底へ突っ込もうとする引きを強引にかわし、水面へ出した。 顔を見るとまさしくハマフエフキ、しかも先ほどのものよりも大きい、70cmオーバーはあろうかという大物だった。 すると、相手は海面で激しく水しぶきを飛ばしながら首を振った。 この時点で私は少し弱気になっていた、今の私に獲れる魚ではないかもしれない、と。 首振りの衝撃のためか、もう一度海中へ突っ込んで行った際にハリスを切られてしまった。 フロロ8号がスパっといかれていた。 なんてやつだ。力比べで負けただけじゃない。相手のほうが2枚、いや3枚上手だった 未明の天候は非常に不安定で雨が降ったり止んだりを繰り返していた。 雨が降っているときは車内に避難していた。 このときに、奏さんと修瑛に 「根が少ないのだからもう少し余裕を持ってやりとりしてもいいはず。さっきばらしたのはごり巻きしすぎだったからだと思う」 という指摘を受け、次魚がかかったときは強引に寄せすぎないようにしようと思った。 そして、ついに午前3時、私のサーフリーダーFV425BXがパタンと倒れ尻手ロープが張り詰めた。 アワセを入れるとさっきバラした魚と同じくらいの強烈な引き。 全く根拠はないのだが、直感でこれはハマフエフキだと確信した。 とりあえず底を切らなければもぐられる可能性があるので最初はいつもどおりのごり巻きで中層まで相手を引きずり出す。 いくら海底に根が少ないとはいえ、人間である我々よりも魚である相手のほうが根の位置は詳しく知っているはずである。 仕掛けが立っていない投げ釣りでは魚を掛けた段階では釣り人側に主導権は一切無い。 中層に出してからはある程度の抵抗にはドラグから道糸を出し、腰を落とし、時には堤防際ギリギリまで出て仕掛けに負担がかからないよう心がける。 そうして時間を掛けて魚を寄せてくるとさすがに相手もバテてきたのか水面での抵抗もさっきよりは激しくない。 タモ入れの際はほとんど抵抗しないくらいだった。 60cm枠になかなか入らないサイズで苦労したが、何とかネットイン。 ![]() 計測してみると73cm。 図らずも人生最大魚をまたしても更新してしまった。 ![]() ハマフエフキ初挑戦でこのサイズを釣ってしまうと今後数年スランプに陥るのではないか、という不安もあったが、とにかくうれしかった。 夜明け前にもう一回強烈なアタリがあったが、すっぽ抜けてしまった。 宿の人に見せたら、あとで写真を送れといわれた。やはり相当大きいみたいだ。 八幡荘の冷凍庫にハマフエフキを入れて、枕にノックダウン。 使用タックル: サーフリーダーFV425BX−T+パワーエアロプロサーフ標準仕様 プロセクションスーパーライトSS−U30−400(リョービ)+パワーエアロプロサーフ標準仕様 道糸PE2号 力糸PE4号(2本とも) 仕掛け: サルカン4号+船用フロロカーボンハリス8号70cm+カットビッグサーフ17号 エサ:スルメイカの短冊 |

2008/9/5 釣果:メジナ24cmクラス数枚 〜夜にちゃんと寝ていたメンバーで泉津へ〜 テキスト作成中 今回の伊豆大島上陸作戦の首謀者、プロさん ちゃんと魚を釣ってください。
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2008/9/5,6 釣果:ネコザメ数匹、ドチザメ96cm(修瑛)、アカエイ数枚 〜逃したハマフエフキを狙いに〜 イカの短冊をエサにプロさんと奏さんがマル秘遊びをしていた。 20時頃から私も参戦し(投げ釣りでね)、アタリを待つがあまりアタらない。 アタってもネコザメだったりエイだったり。本命の気配は薄かった。 23時過ぎから修瑛とヒロキ、佐藤さん、松澤君が合流。 松澤君はもう一人でもイサキを次々と上げていた。素晴らしい。 サバがたくさん跳ねていたのでルアーで狙ってみる。 ワンダーやTDペンシルなど(んなもん、なんで大島に持ってくるかな…)をストップ&ゴーでリトリーブするとけっこう食ってきた。 意外とメタルジグには食わない。 夜明け前のサバは何故か捕食が下手で表層をサバが食いつけるスピードでリトリーブしたほうがいいようだった。 深夜24時、これからがハマフエフキタイムかと思われ、気合いも入ったが大当たりはすべてエイ。 今晩は外道含め全体的に魚の活性が低めのように感じた。 そして潮の流れが急に変わった昨日と比べると潮の流れが常に一定方向だった気もする。 やはり潮の流れによって回遊してくる日としてこない日があると思ったほうがいいようだ。 ![]() それでも修瑛の道糸をぶっちぎっていったやつはやはりハマフエフキだったはずだから多少の回遊はあったものと思われる。 ドラグフリーにしたパワーエアロのスプールが急速回転し、アワセを入れると弩級の引き。 すぐに修瑛は堤防際に追いやられていた。が、結局道糸からブレイク。 朝まで粘ったものの、ネコザメ、アカエイ、ドチザメのみで終了。 回遊魚の時間へと移行していった。 |
2008/9/6 釣果:夜明け前=サバたくさん、夜明け後=ワカシ×1(ヒロキ) 〜岡田港で回遊魚狙い〜 奏さん、ヒロキ、修瑛で回遊魚を狙いに行った。 最初、修瑛がなかなかの引きの魚をバラす。 そして、ヒロキがワカシをゲット。 それ以外のことはわからない。 何故なら私は夜が明けると同時に宿に戻って布団に沈んでいたからだ。 |
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期間:2008年9月3日〜9月6日 参加メンバー:プロさん、修瑛、松澤君、私(田沢)、佐藤さん(中央大)、ヒロキ&奏さん(成城大) 主な釣果:イサキ6匹(4日夕方)、カワハギ数匹(4日夕方)、サカタザメ(4日夜)、ハマフエフキ73cm&61cm(5日未明)、ドチザメ96cm(6日未明)、 ワカシ(6日早朝) その他、アカエイ、ネコザメ、ウツボ、ウミヘビ、小メジナ、ネンブツダイ、小ムツ等 主なポイント:岡田港、泉津港、元町港桟橋 まとめ:大成功に終わった今回の伊豆大島上陸作戦。 回遊魚も成城組を中心にちゃんと釣り上げていた。2日間が非常に短く感じた。 本当は40オーバーのメジナを狙って磯にも繰り出してみたかったのだが、それではリアルに寝る時間がなくなってしまう。 それくらい夜投げでのハマフエフキ狙いには熱中したのだ。 伊豆大島でハマフエフキを狙う際、普通のポイント選択では今回のポイント岡田港は出てこない。 大抵の人は実績場である元町港の桟橋を選択する。 通常は道糸ナイロン8号〜というハマフエフキ狙いで、道糸PE2号+力糸PE4号という、若干弱めなシステムだった。 だが、この弱点を承知の上でハマフエフキを狙うべく「根が少なく、かつハマフエフキの回遊の可能性のあるポイント」として岡田港を選択した。 元町港にももちろん行ってみたかったが今回のシステムと仕掛けでは戦えたかわからない。 次来るときまでにパワーエアロの太糸仕様替えスプールを用意しておこうと思った。 そして、ハリはカットビッグサーフ(CBS)17号を使用したがそれでも飲まれることが多かった。 ムツ針や丸セイゴ20号まではそろえておきたい。 CBSは渋谷に遊びに行ったときにでも買いだめしておこうと思った。 今回の73cmが獲れたのは、「とにかく強引に寄せすぎ、根は少ないのだからもう少し余裕を持ってやりとりしてもいいはず」 という修瑛と奏さんのアドバイスがあったからだった。 ハマフエフキはとにかく寄せなければもぐられる、という強迫観念からひたすら鬼巻きを繰り返していたが、 これではこっちがバテる可能性もあるし、魚に本気で首を振られたら例えフロロ8号でも”THE END”である。 やはり今回の魚は一人で釣った魚じゃない。 また、ハマフエフキは回遊してくる魚であることも見逃せない。 夜投げパート1の岡田港では外道の活性もすこぶる高く、深夜からハマフエフキが釣れ、それらしきアタリも頻繁にあったが、 パート2では外道の反応すらイマイチで深夜からも修瑛に数度強烈なアタリがあったのみで、私に本命らしきアタリがなかった。 どうやら潮が関係しているようである。 パート1では釣りの途中で潮の流れる方向が左→右から右→左に変わり、それから怒涛のハマフエフキ祭りになった。 岡田港には毎晩のように回遊してくるというわけではないのかもしれない。 やはり元町港にも行ってみたいと思った。 最後に、合宿参加メンバー、私たちの合宿日程に合わせて滞在を伸ばしてくれた成城の半島民組、本当にお疲れ様でした。 感動をありがとう。 ![]() |