NSCF神奈川オープン投げ釣り大会2008秋@湘南大磯海岸

 NSCF(日本サーフキャスティング連盟)から大会参加の打診があった。 NSCFといえば有名な投げ釣りの連盟である。 社会人の連盟であり、当然大会はハイレベルな投げ釣り師たちが集まる。 学釣連の大会では何とか勝てるようになってきた我々だが、その真の実力を試すときがきた。

2008/9/28

釣果:全員300グラム前後(ただ一人チョリソーが「婦人・少年の部」で2位)

参戦メンバー:修瑛、田沢、チョリソー

 土曜の午後、大磯へ向かう。大磯に前日インして夕マヅメの状況を探ると共に海の状態を把握しておきたかったのだ。前情報によると近場のピンギスが好調とのこと。

 湘南新宿ラインは混んでもいなかったが空いてもいなかった。

 大磯に着く前に修瑛に電話をかけた。ヘラブナ大会の結果を知りたかったためだ。修瑛が5位、奏さんが4位とそれぞれ入賞。かなりハイレベルな戦いとなったそうだ。


 大磯到着。「すずき釣具店」でジャリメを500円だけ購入。とりあえずの夕方小手調べのためだった。大磯港からロングビーチ方面へすこし歩いた辺りに釣り座を構えた。すぐ暗くなってしまうと思われたのであまり移動せず一つの地点で魚を拾うことにした。また名古屋天秤も試してみたかった。

 5色の地点に着水。サーフリーダーとスーパーエアロの組み合わせは非常に使用感がいい。4メートル25センチというレングスも、特に苦にはならない。

 強いて言うならばPEラインを使用しさらにBX(33号負荷)の竿を使っているので、魚を弾いてしまうのではないか心配だった。まず、天秤と仕掛けの間にクッションゴムを入れずに仕掛けを投入。

 食いが渋いときはこんなシステムでは厳しいが1投目からアタリ!! だが、アタリ自体が小さくさらに2色より手前だったのでピンギスだろうと思われた。

 案の定、10センチにも満たないようなピンギスだった。

 明日の大会は今までの大会と異なりキーパーが無いかわりに重量勝負である。このサイズをいくら釣っても重量は稼げない。

 戦い方を考えないといけないなと思ったが、遠投で中型を狙ってもどれほど中型がいるか疑問だった。

 夕方の四時半から六時までに10匹程釣ったがサイズ的にはピンギスばかり、かろうじて中型と呼べるサイズは一匹だけだった。

 その後、ロングビーチ近くのサンクスでアイスを食べながらこれを書いている。(私昨日22歳になりました。まだこんなことやってます。)

 修瑛とチョリソーがくるまでのおよそ六時間、私は「デニーズ」で時間を潰す予定なのだが、果たして追い出されることなく修瑛たちの到着を待つことが出来るのだろうか…。念のため東野圭吾とトマス・ハリスの小説を持ってきているが、どうなることやら。


 〜六時間経過〜

   深夜のデニーズは大声で話す人間もおらず、思いのほか過ごしやすかった。そしてどういう訳か客はおばさんばかりだった。一応チキンジャンバラヤとフリードリンクを頼んだのだが、チキンジャンバラヤは恐ろしく量が少なく、

「この量で合計1060円ならしばらく居座ってもいいはずだ。何故なら店側もそうしたことを予想した上での値段設定であるはずだからだ」

と、自分勝手な論理展開に基づく自分勝手な解釈をし、東野圭吾の『手紙』とトマス・ハリスの『羊たちの沈黙』などを読みながら修瑛たちの到着を待った。


 やがてヘラ大会後の仮眠からよみがえってきた修瑛とチョリソーを乗せた車が大磯に近づき、合流し、平塚の「かめや」へ。ここは品揃えが非常によくつい長居をしてしまう。あまり売っていないデルナー天秤の33号が売っていて買うか迷ったがやめた。

 駐車場でしばし仮眠し、集合場所となる海岸近くの駐車場へ。すでに湘南キャスターの方々が集結しており、タックルをセットしていたが、まあ、すごいすごい。かなりの確立でシマノの最高級投げ竿「キススペシャル」やダイワの「トーナメントサーフ」を見かける。

 もう、キスの投げ釣りしかやらない感じの人々が集まっているようだった。大会参加者は総勢100名以上。

 ここで私と修瑛、チョリソーで構成される投げ釣りチーム「初級の上」(←謎)が結成された。受付を済ませ、いざ砂浜へ。果たして。


 〜近場でのピンギスが釣れ盛る〜

   大会本部から遠くない場所にある程度のスペースを発見したので、そこに我々三人は入った。一人一人の距離感としてはかなり狭かったが、知り合いなら大丈夫。

 そしてまっすぐ沖に投入しさえすれば絶対に絡むことはないのだ。

 私は10本針の仕掛けを投入。修瑛、チョリソーも7,8本針の仕掛けを使用。

 扱いづらいし、手返しも良くないが最初は多めの針でキスを狙い打とうと考えていた。一投目から三人ともピンギスを釣った。

 2連、3連と釣れることもあり、まあまあのペースで釣っているかに思われたが、だんだんとペースが鈍ってくる。そこで私は遠投に方針転換をし、5色以上ギリギリ6色くらいの地点に投入し、ゆっくりサビいてアタリを探る。

 だが、沖合いも魚が小さいのかアタリがよくわからない。

 一度大きめのアタリがあったのだが、ハリが小さかったためかすっぽ抜けてしまったようだった。この点も考えなければならない。

 アスリートキスの4号を主に使用していたが、大き目のサイズを狙うのであればこんな極小ハリを使う必要は無い。むしろ、6,7号程度の大きめのハリを使って確実に釣るべきだと思った。

 それでも丁寧に近場を探って何とか地味に重量を稼いでいったがどうしてもピンギスなので重量勝負の大会では弱い。

 やはり良型が欲しいところだったが、出ない。単発的なピンギスのアタリを拾うだけで時間が過ぎていった。

 3人の中ではチョリソーがより多く拾っていたが、あまり差は出なかった。

 打つ手が見つからないまま、競技終了。検量の場では驚くべき光景が我々を待っていた。


 〜検量〜

 釣れたキスをビニール袋に入れて検量へ。検量の列の中にやたら大きな袋を持っている人がいた。

 しかもたくさんいた。

 ちょっと見でも50匹くらいは入ってそうだ。想像を絶する世界だった。

 結果発表の際、発表された優勝者の方の釣果は2キロオーバー…

 思わず、「メジナかよ…」とこぼしてしまった。


まとめ:チーム「初級の上」を名乗った我々だが、どうも始まってすらいなかった感が否めない。 大会参加者の方々は相当工夫をし、作戦を練って大会に臨んでいる。


@仕掛けのバリエーション(ハリの大きさ、全長、ハリスの間隔&長さ、などなど、考え出したら際限が無い)

A飛距離(6〜7色は欲しい…)

Bサビキ方、探り方

Cポイント選択&移動(海岸線の地形や波の立ち方からキスの溜まるポイントを判断する)

Dエサ

など、当面の課題はこれくらいしか思いつかない。おそらくエサもジャリメ1種類だった我々に対して、 彼らはアオイソメ、ジャリメ、東京スナメ、イワイソメなどを状況に合わせてセレクトしたりしているのではないだろうか。

 普段はキスなら普通に食べる分くらい釣れれば満足で、それ以上は釣ろうとしない、だから天井を見たことがなかった。でも今回それを目の当たりにした。 自分たちがしない・できないことをすれば同じ時間釣りをしたとしても釣果は数倍になる。 大会開催地となった大磯海岸のそんなに広くない範囲に、実は相当数のキスがいる。 かなりの刺激を受けた大会だった。来年は春の遠投勝負の大会があるそうだが、是非一矢報いることができるように成長していたいと思った次第。


テキスト……田沢

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